ぷれジョブ、障害児が職場体験 第1号は小5の女児

陳列棚の商品を整える女児(アルク琴芝店で) 障害のある子供たちが就労体験を通じて地域との連携を深める「ぷれジョブ」が12日から、宇部市内でスタートした。第1号は琴芝小5年生の女児。校区内にあるスーパーで、週に1回、商品の陳列や補充などの仕事を手伝う。

ぷれジョブは2003年、岡山県倉敷市で始まった市民活動。小学5年生から高校3年生までの障害児が、放課後や休日を利用して、週に1回1時間、地域ボランティアの「ジョブサポーター」に見守られながら職場体験をする。月に1度、関係者全員が集まって子供の活動を振り返り、半年が過ぎると次の職場へ向かうのが基本。
発案したのは、当時中学校の特別支援学級担任だった西幸代さん(現倉敷琴浦高等支援学校教諭)。
障害のある子供が学齢期から地域社会で力を発揮して居場所を持てるようにする一方、企業や地域住民には障害に対する理解を深めてもらい「障害の有無にかかわらず、共に助け合うことのできる地域社会」をつくるのが狙いだ。活動に共鳴する人が増え、全国各地で取り組みが拡大。県内では山口・防府、下関に続き、宇部が3地域目になる。
市内では8月に、教員や保護者、企業、福祉・行政関係らが宇部ぷれジョブの会(有田信二郎会長)を立ち上げて、準備を進めてきた。受け入れたのは、西琴芝1丁目のアルク琴芝店で、初日は子供が親しみやすい菓子コーナーの定量・整理を任せた。
藤本浩介店長は「スタッフ全員に活動を周知し、できるだけそばを通って声を掛けるよう指示した。障害のある子供たちの引っ込み思案克服などに、協力できれば」と話していた。
女児は体験を心待ちにしており、張り切って来店。母親は「最後まで責任を持って、やり遂げてほしい」と願う。琴芝小の村上英子教諭は、女児が「周りの状況を察し、自分で考えて行動できるようになればうれしい。この経験を、将来の目標につなげてほしい」と期待。来店者には「障害児の力や関わり方を知ってほしい」と話していた。
ジョブサポーターは女児と顔見知りの牧野三希子さんで「一緒に楽しんで活動できれば」と抱負。初日の〝仕事〟を終えて女児は「商品が見えやすいよう、起こして並べるのを気を付けた。楽しかった。これからも頑張る」と笑顔を見せた。
定例会は毎月第3木曜日の午後6時から、福祉会館で開催。同会では、興味のある保護者や教育関係者らの参加を歓迎する。

カテゴリー:教育・文化2011年10月13日

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