厚南小6年生が福島県の子供たちに激励の色紙

KOUNANNSHOU.jpg 厚南小(伊藤瑞生校長、587人)の6年生は、東日本大震災の被災地である福島県の子供たちに宛てた色紙を完成させた。「出口のないトンネルはありません」「一日も早い復興を望んでいます」など、100人の児童がそれぞれに考えた激励のメッセージを書き込んでおり、近日中に発送する。

同校PTAの大原憲彦会長が8月に広島県で開かれた全国PTA連合会研究大会に参加した際、福島県PTA連合会の関係者から依頼された。地震、津波、原子力発電所事故、風評被害の四重苦に加え、このまま不幸を引きずり続ければ子供たちの夢まで奪ってしまうため、他県の同世代の子供たちから励ましてほしいという趣旨だった。手渡された封筒には、いわき市立平第六小学校行きと書かれ、中には1枚の色紙が入っていた。
2学期に入り、6年生が休み時間などの空き時間を利用して、順番に黒ペンでメッセージを書いていった。クラス単位で取り組んだため、色紙は2枚買い足した。子供たちは、今なお日常を取り戻せず、苦しい生活を続けている被災地に思いをはせ、「今は苦しいかもしれませんが、いつか幸福がくると信じています」「早く復興することを願って募金しました。応援しています」など、温かい激励の言葉で色紙をいっぱいにした。
「みんなが笑える日が一日でも早くきてほしい」と書いた長道歩さんは「被災地では多くの人が、ここでは考えられない生活を送っている。元気で楽しい気分になってもらえるよう言葉を考えた。日本中が応援していることも伝わればうれしい」と募る思いを話した。
伊藤校長は「同じ日本の同じ小学校なのに、一方は地震や原発で苦しい生活を余儀なくされている。色紙を送り直接的な関わりを持つことで、子供たちにとって被災地を身近に感じ、思いやりの心を育む機会になったのでは」と話した。

カテゴリー:教育・文化2011年9月13日

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