20年前の山大留学生が謝恩会

20年ぶりに再会した留学生や市民ら(宇部全日空ホテルで) 市民ボランティアらの支えで、20年前に充実した生活を送ることができたとして、山口大工学部の元留学生たちが15日、大学関係者やボランティアを招き、宇部全日空ホテルで謝恩会を開いた。

1991年卒業で会社員の王均さん(55)=茨城県取手市=と、92年卒で上海交通大教授の張振家さん(55)=中国上海市=が幹事となり、2カ月前から準備。メールなどで連絡を取り合い、都合がついた中国人留学生7人と家族8人、山口大と宇部高専の先生13人、宇部留学生交流会とグループこんにち輪のメンバー9人が参加した。
日本企業に勤務し、中国広州市に派遣されている93年卒の劉本柱さん(47)が、元宇部中国人留学生会代表としてあいさつ。「宇部から離れた留学生が共通して抱くのは、宇部で過ごした3~5年間が一番幸せだったという思い。大学の先生をはじめ、市営住宅などの配慮をしてくれた市、家族のように親身に世話をしてくれた市民らのおかげ」と感謝。「両国の関係は不安定な部分もあるが、自分の経験を基に、親切で素晴らしい日本人がたくさんいることを伝えたい」と話していた。
丸本卓哉学長も顔を出し、留学生たちに「友好の懸け橋となってほしい」と呼び掛けた。10月には中国で同大同窓会が発足予定であることも披露された。
生活用品の調達など、28年間にわたって留学生たちを手厚く支え〝日本の母〟と慕われているのが、宇部留学生交流会ふれあいボランティアの大久保和子さん(74)=厚南東割=。会を立ち上げた夫の義美さん(79)は出席がかなわなかったが「畑を耕し、種をまき、芽が出た」と留学生たちの成長を喜んだと言う。和子さんは中国語で「縁あれば千里」などのスピーチの最中に、胸がいっぱいになって号泣。それにつられて涙ぐむ人もいた。 出席者たちは、数多い思い出や近況を語り合い、心温まる交流を果たした。

カテゴリー:教育・文化2011年8月16日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ