山陽小野田語り部養成講座、フィールドワークに30人

コバノタツナミの群生を見る受講生(竜王山で) 山陽小野田語り部の会(嶋田紀和会長)主催の語り部養成講座は5日、竜王山であり、約30人が、この時期に咲き乱れるコバノタツナミやウマノアシガタの群生を観察した。

同会は古里の自然や歴史、民話などを発掘し、市内外に発信して観光振興を図ったり、後世に伝えたりしようと先月、発足した。その事業の一つとして観光ガイドとなる語り部を育てる養成講座を4月30日に開講し、40人が受講。山口国体・山口大会直前の9月までに12回の講座を開く。
初めてのフィールドワークとなったこの日の講座は自然観察指導員でもある嶋田会長が講師を務め、春から夏にかけて咲く山野草を中心に、約2時間かけて案内した。
ルリハコベ(サクラソウ科)は、全体的にハコベに似ていてルリ色をしているため、この名が付いた。海岸に近い所でまれに見られるかれんな花で、山と海の両方の植生がある竜王山の自然の豊かさを証明している。
コバノタツナミ(シソ科)は、小さな葉と葛飾北斎の「富嶽三十六景」に描かれた勇壮な波をイメージしての名前とされる。オートキャンプ場から山頂に向かう車道そばの斜面に青紫の花を咲かせており、その群生量は県内でも有数という。
受講生は嶋田さんの案内に耳を傾け、時には花や葉の匂いを嗅いだり、触ったりして、ノートにメモしていた。山野草以外にも、竜王山が緑色片岩が酸化した赤土が広がる3億年前の地層でできていることやアサギマダラがたくさん飛来する場所として整備されていることなどを学んだ。
山本雄希さん(39)=刈屋=と潤平君(赤崎小1年)は父子で参加。雄希さんは「竜王山の麓に住んでいるので、山の魅力を知りたいと参加した。ただの草と思っていたが、目を凝らすとかわいい花の世界が広がっているのに驚いた」と、すっかり魅せられていた。
嶋田会長は「竜王山は自然の宝庫。アサギマダラおいでませ作戦には大勢の市民が関わって盛り上がったが、今後も市民参加型の魅力あふれる古里づくりを進めたい」と話した。

カテゴリー:教育・文化2011年5月6日

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