小学校英語スタート

カードゲームで英語に親しむ6年生(恩田小で) 今年度、全国の小学校で新学習指導要領が本格実施されたのに伴い、5、6年生の外国語活動が必修となった。宇部市内では、英語を母国語とする2人を含め英語力にたけた6人の市民が地域英語支援員を務め、定期的に担当校を訪れて、発音や表現方法などの面で、担任教諭の指導を手助けする。

外国語活動の導入の狙いは▽言語や文化について体験的に理解を深めること▽音声や基本的な表現に慣れ親しむこと▽コミュニケーション能力の素地を養うこと。授業時間は、年間35時間(1単位時間は45分)。読み書きや文法の勉強は基本的にはなく、文部科学省作製の英語ノートを基に、歌やゲームを取り入れながら楽しく学習する。
支援員は、もともと英語の授業がなかった小学校教諭の指導助手として、移行期間中の昨年度に新設。それぞれ4校を受け持ち、1校につきおおむね月に3回程度訪れる。
19日は、オーストラリア・ニューカッスル市出身のロビンソン・サランさん(32)が恩田小(高原明広校長、597人)を訪問。6年生の4学級で指導に当たった。28人が在籍する4組では「アルファベットで遊ぼう」を学習テーマに、児童が2人1組になってサランさんが言った文字のカードを取り合うゲームを行った。
発音が似ている「B」と「V」、「M」と「N」、「G」と「Z」は、取り間違うことが多く、ネイティブの発音に子供たちは悪戦苦闘しながらも笑顔。
サランさんは「楽しい授業にして、英語が苦手な中学生を少しでも減らせたら。1年後には、簡単な自己紹介ができるくらいの会話力を身に付けられるように指導したい」と話した。
高原校長は「教諭たちは2年間の移行期間で英語指導の準備を整えてきたが、子供たちにとって本格的に英語に親しむ貴重な機会になる」とサランさんに期待を寄せた。
支援員不在の授業では、視聴覚教材を活用して、発音を指導する。英語圏だけではなく、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界中の文化や生活についても教えていく。
新学習指導要領はほかに「ゆとり教育」路線からの転換として、学習内容や授業時間が増えた。年間で1年生は68時間、2年生は70時間増とほかの学年と比べて、授業時間の増加は2倍に。
全体的には、理数系の学習時間が多くなった。

カテゴリー:教育・文化2011年4月20日

写真注文はこちら
宇部日報社刊・書籍販売始めました
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ