小野田高生に奨学金制度、OBの沖部さん私財で設立

小野田高OBの沖部俊昭さん(75)=福岡県北九州市=が、同校の生徒を対象にした奨学金制度を設立した。一個人が私財を使って奨学金制度を立ち上げた例は、山陽小野田市にはない。沖部さんは「将来性のある優秀な後輩を、わずかではあるが応援していきたい」と話している。

沖部さんは赤崎小、竜王中を卒業。小学1年の時に父親を戦争で亡くしたため、高校進学をあきらめていたが、奨学金のおかげで小野田高に。1954年に同校を卒業後、山口大工学部から小野田セメント(現・太平洋セメント)に就職し、定年まで勤め上げた。現在は北九州市に住み、ボランティアで老人保健施設などへの慰問活動を行っている。
奨学金制度の立ち上げは2年ほど前から計画。「奨学金のおかげで高校に進学でき、今がある。社会から頂いた厚意をお返ししたいと思った」と沖部さん。当初は同校のおもだか同窓会での制度を考えていたが、運用上の問題があり、個人奨学金としてスタートした。将来は一般財団法人への移行も視野に入れている。
奨学生は市内中学の卒業生を対象に毎年6人募集し、入学時に3万円、卒業まで3年間、毎月1万円を支給する。返済義務は無い。
奨学金第1期生となる6人(男子2人、女子4人)は入学式が行われた8日、交流激励会で沖部さんと初対面。各自が高校生活でしたいことや将来の夢を発表し、沖部さんは「全員が、しっかりした意見を述べてくれた。高校3年間でどう成長するのか、楽しみに見守っていきたい」と語った。

カテゴリー:教育・文化2011年4月13日

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