厚陽小・中連携校12年度開校へ

小・中連携校が敷地内に整備される厚陽小 山陽小野田市内では初めての小・中連携校となる厚陽小・中連携校の整備基本計画がこのほどまとまり、新しい学校像が明らかになった。鉄筋コンクリート二階建ての校舎には市内産のヒノキがフローリングや腰板に使われ、屋上には太陽光パネルを設置。地域住民や学校ボランティアのための地域連携室も新たに造られる。開校は二〇一二年四月。

両校は一部の校舎が築後五十年近くたち、耐震二次診断でも倒壊、崩壊の危険性が高いとされるIs値(構造耐震指標)〇・三未満だった。耐震化補修では追い付かず、小・中施設一体型で建て替えることになった。
プロポーザル(企画、提案)方式で五月に設計業者を選定し、三回にわたって保護者、地元住民らの意見を聞き、先生にも新しい学校像を提案してもらい、基本計画をまとめた。
設置場所は当初、厚陽中内の敷地としていたが、厚陽小の北校舎が耐震性があると判明したため、これを改修して生かすため、小学校に開設するように変更した。体育館やプールも改修して使う。学校施設全体の延べ床面積は約五千二百平方㍍。このうち新しく建てる校舎は約二千五百平方㍍。
小・中連携という観点から昇降口は小学生、中学生とも同じ入り口にする。一階の中心に図書室を配置し、読書や調べ学習のサロンにする。そばには、集会などにも多目的に使える武道場を配置。成長段階に応じて小学校低学年、中学年、高学年、中学生の四ユニットに教室をゾーン分けし、小・中ギャップを解消して、円滑に進級できるようにする。教室の広さも、通常の一・五倍のゆったりとした広さになる。
改修して使う木造校舎にはワークスぺース、ランチルーム、音楽堂を設置。地域連携の観点から、学校ボランティアや地域住民が学校を訪問した際に待機したり、くつろいだりする地域連携室も設ける。
木のぬくもりを感じるため、市内北部にある市有林のヒノキを切り出し、教室などの床や壁の腰板に使用する。バリアフリーにも配慮し、新たにエレベーターを設置する。
当初は総事業費二十四億円を見込んでいたが、既存施設の活用などにより十億円に圧縮。予算規模は小さくなったが「教育上の要求は満たしている」(江沢正思教育長)という。
一一年度から着工予定で、北校舎を解体せずに使うことができるため、仮設教室を整備する必要はない。小学生約百二十人、中学生約六十人が、一二年四月から新しい学びやに通う。

カテゴリー:行政,教育・文化2010年12月17日

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