SSH事業の一環、常盤公園「ホタル計画」成功

ubekoussh.jpg 宇部高理数科三年の生徒五人が、常盤公園にゲンジボタルを飛ばすプロジェクトに挑戦し、生息させることに成功した。山口大大学院の関根雅彦教授の指導を受けながら既存の水路の環境改善に取り組み、六月にホタル十匹が舞っているのを確認。科学技術に強い人材の育成を目的にした文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業の一環で、一年半かけて行った成果を十五日、同校で発表した。

SSHでは、学校の授業を離れて実験や課題研究に重点を置いた先進教育を行うことができる。同校は、同大工学部と連携し、理数科の生徒四十人が小グループで研究者の指導の下、十一テーマの研究に取り組んだ。
「ホタル舞う常盤公園計画」には、石川達也君、高橋星乃さん、立野亜美さん、水ノ上翼君、山村一寿君が参加。数式を基に椹野川(山口市)のホタルの復活を成功させた関根教授に付いて、昨年四月から取り組んだ。
同公園北側から常盤湖に流れる幅一メートル、全長百メートルのコンクリート張りの水路の六十カ所で、水質や水量、流速、水深、底の状態などホタルや幼虫時の餌になるカワニナの生育環境を測定。関根教授が開発した適正度を測る数式で計算した。
その結果を基に、増水してもカワニナや幼虫が流されないよう、上流に木のせきを作って流速を落としたり、ホタルの隠れ場所となる小石を敷いたりする工夫を加えた。六月、十匹程度の飛行を確認した。
高橋さんは「繊細なホタルが生息できるということは、他の生物にとってもいい環境である証し。卒業後は、もっと長期に環境分野の研究に取り組んでみたい」と話した。

カテゴリー:教育・文化2010年9月16日

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