市立中学1年調査「社会」のみ全国上回る

宇部市教育委員会は、市立中学校十三校の一年生を対象に四月に実施した学力到達度調査の結果を公表した。国語、社会、数学、理科の四教科の正答率を数値化し、全国と比較したところ、国語、数学、理科は全国より低く、社会はやや高かった。

教育に関する継続的な検証改善サイクルで、児童・生徒は自らの学習を見直し、学校や教員は学習指導の充実や改善に取り組むために市独自で初めて実施した。昨年度の全国学力・学習状況調査の対象だった小学六年生が、中学生になってどのような状況にあるかにも注目。対象人数は千四百三十八人。
正答率は全国を100として数値化し、結果は国語97・0、社会101・6、数学98・2、理科96・8だった。
各教科を領域別にみると、国語は「話すこと、聞くこと」が全国をやや上回ったが、「読むこと」は下回り、無答率が高かった。このほか「文章の組み立ての効果を考えること」「書く材料を整理すること」「心情や場面描写を読み取ること」「漢字の書き取り」などが低かった。
社会は歴史、公民の両分野が上回った。地理では「身近な地域以外の工業や暮らしなどの特色」の正答率が低かった。数学は数量関係が全国と同程度。数と式、図形は下回った。「小数の掛け算と割り算」「分数の計算」「平面図形」などが低かった。
理科は地学が全国と同程度で、化学、生物、物理が下回った。「電流の働き」「てこの働き」「水溶液の性質」「物の溶け方」「動物の成長と暮らし」「人の体のつくりと働き」などが低く、今後の課題となった。
各校では、データの分析と課題の把握、保護者や地域への情報提供、学力向上プランの見直し(全国学力調査結果も踏まえる)を進め、校内研修の充実、授業改善、家庭学習の充実などに取り組む。市教委でも学校と一体となった学力向上対策を推進する。実効性のある取り組みを進める。小学校四年を対象にした学力到達度調査は来年二月三日に実施する予定。

カテゴリー:教育・文化2010年8月5日

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