宇部高生8人がニ市で環境研修へ

窒素酸化物の濃度を測るキットを取り付ける生徒(宇部高で) 宇部高生八人が来月、環境をテーマに豪州ニューカッスル市などで研修を行う。産炭地として栄え、大気汚染問題を市民と企業が連携して乗り越えた共通の歴史を持つ宇部市とニ市。訪問を前に環境対策の講義を受けたり、大気汚染の程度をフィールドワークで計測したりして知識を深めている。学びの成果を資料にまとめ、現地の高校生と意見交換する予定だ。

研修は、科学技術系の人材育成を目的とした国のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業などの補助で実施。全校からの応募者約六十人から選抜された一、二年生八人が参加する。
宇部市は戦後、深刻な大気汚染に苦しんだが、産官学民による宇部方式で克服。その後、グローバル500賞を受賞するなど環境都市へと再生した。
ニ市も同様に大気汚染改善のための独自の方式や取り組みを行い成果を上げてきた。今回交流するニ市のコタラ高は、企業の協賛で地域の環境モニタリング調査を行っている。
生徒たちは二日、県総合庁舎と宇部興産を訪問し、大気汚染物質を監視するシステムや工場を見学。環境対策に関するさまざまな知識を深めた。
六日は校内三カ所に大気中の窒素酸化物の濃度を一日で測定できるキットを設置。排ガスや工場の排煙に含まれ、酸性雨や光化学スモッグの原因となる同物質の含有量を調べた。研修にもキットを持参し、コタラ高の生徒と一緒に計測する。
研修は来月五│十四日。ニ市ではホームステイしながらコタラ高に通い、今回、調査した成果を発表したり、両市の環境への取り組みについて意見交換したりする。
シドニーでは、天文台や博物館の研修に参加し、地質や植生など南半球の環境を学ぶほか、ニューサウスウェールズ大で医学の講義を受ける。
寺山亮太君(一年)は「コタラ高の生徒たちとの交流がとても楽しみ」、原田龍馬君(二年)は「ニ市がどんな環境対策をしてきたのか興味がある」と目を輝かせた。

カテゴリー:教育・文化2010年7月8日

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