宇部フ大、留学生が大幅な増加

談笑する中国人留学生(宇部フロンティア大で) 宇部フロンティア大の今年度の留学生数は十六人と、昨年度の四人を大幅に上回った。このうち十五人が中国人。二〇〇五年度以降、減少が続いていたが、ここ数年、経済成長に支えられ、意欲のある優秀な中国人留学生が多い。国際交流の観点から同大は今後も積極的に受け入れる方針という。

同大は開学した〇二年度、人間社会学部福祉心理学科に中国人留学生を二十五人受け入れた。〇三、〇四年度は各二十人。
〇二─〇三年にかけて全国的に留学生の凶悪事件が相次いだことを受け、政府は〇三年度末、留学生に対するビザの取得を厳格化した。これにより〇五年度以降、減少が続いていた。
同大も〇五年度は四人、〇六─〇七年度はゼロ、〇八年度三人、〇九年度二人と低水準で推移した。
〇八年、政府が留学生受け入れ拡大を表明後、在留資格が取りやすくなり、中国人留学生が全国的に増えている。
同大もこの流れを受けて昨年度、受け入れ活動を展開。他大学と同様、受験を無料化したり、環境都市に立地した同大の特徴を紹介する中国語版の入試概要を作ったりしてPRに努めた。合格した留学生は昨年秋から宇部に入り、日本語や習慣を学んで四月からの入学に備えた。
青島で会社員を三年間経験した王文さんは「日本語と日本文化を学びたい。フ大ではビジネスコースで経済と金融の知識を深めたい」、愛媛県の企業に三年間、勤務経験のある塵森さんは「環境保護を学び、将来は研究者になりたい」、金連姫さんは「心理学を学び、日本の大学院に進学したい」と夢を語る。
同大の日本人学生も留学生支援に熱心だ。小山久実さん(同科一年)は「中国人留学生は熱心さが違う。すごく刺激を受ける」、飯島智恵子さん(同)は「交流はとても楽しい。学ぶことが多い」と話す。
松本治彦・同大入試広報委員長は「以前はアルバイトが主目的だったが、今は日本への留学体験を付加価値にしてキャリアアップを図ろうとする学生が多い。中国人は恩義に厚く、将来、両国の懸け橋となることを期待している」と話した。

カテゴリー:教育・文化2010年6月16日

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