「木戸刈屋盆唄」全日本民踊指導者講習会で紹介

全国の指導者に「木戸刈屋盆唄」を紹介する保存会のメンバー(熱海市のホテルで) 山陽小野田市の木戸刈屋地区に古くから伝わる「木戸刈屋盆唄」が、六日から八日まで静岡県熱海市のアタミ・ニューフジヤホテルで開かれた「第五十回全日本民踊指導者講習会」で、全国のレクリエーション指導者に紹介された。市内の民踊が紹介されたのは初めて。

木戸刈屋盆唄は、一八三〇年代に萩毛利藩家老の娘と足軽の伍郎が駆け落ちした場所が木戸刈屋地区で、結局は身分差のため二人の仲は引き裂かれ、伍郎の失恋を慰めようと作られたとされている。
踊り方は、両手を交互に挙げて手首をひねり、つま先を斜め後ろに軽くずらして踊る。華やかさはないが、しなやかな舞が特徴。同地区に伝わる盆踊りとして住民に愛され、長く踊られてきた。
講習会には、埋もれゆく伝統的な民踊を掘り起こし、各地方に持ち帰って紹介しようと、全国各地から約千人が参加。木戸刈屋盆唄のほか、青森県の「ホーハイ節」や三重県の「正調伊賀上野小唄」、島根県の「キンニャモニャ」など十曲が紹介された。
木戸刈屋盆唄保存会(木村実会長、六十人)の十人と宇部民踊愛好会の光谷英男会長ら五人が参加。木村会長が踊りの歴史的背景などを紹介し、十五人が踊り方を指導した。
木村会長は「保存会は後継者問題で厳しい状況にあるが、先祖が残してくれた芸能文化の宝物を後世まで伝承するため頑張っている。全国のレクリエーション指導者に紹介されたことで、市の無形民俗文化財に指定されるきっかけになれば」と話した。
木戸刈屋盆唄は「ふる里の民踊」シリーズのCD(税込み千五十円)とビデオ(同七千円)に収録され、日本コロムビアから発売されている。

カテゴリー:教育・文化2010年6月10日

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