真板さんの遺作「水ありて時ながれ」をときわ湖水ホール前に設置

作品について話す真板充江さん(左)と久保田市長(ときわ湖水ホール前で) 宇部市は二十四日、UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)に縁ある彫刻家で、昨年三月に六十四歳で亡くなった真板雅文さんの遺作「水ありて時ながれ」をときわ湖水ホール前に設置した。妻の充江さんを招いて除幕式も行った。

作品は植物の成長をイメージしたもので、台座の上に取り付けた直径百二十センチの円盤に土を敷き詰め、ツル系の植物(市ではムベを検討)を植えて、高さ四・四メートルのコールテン鋼にはわせる。植物の緑と作品の素材の赤いさび色のコントラストで、生命感と金属の強い素材感を表現している。二〇〇八年制作で、昨年六月に遺族が宇部市に寄贈。常盤公園の野外彫刻展示場に仮置きされていた。
除幕式は、常盤湖や白鳥大橋を望む湖水ホール南側の現地で行われ、久保田后子市長が「まだまだ活躍され、多くの作品を発表されるはずだったと思うと本当に残念。この遺作も素晴らしく、生きるという意味を込められたのでは」と感謝と追悼の思いを話した。
除幕した充江さんは、故人の日々の生活や芸術活動を紹介し「三十五年ぶりに宇部に来た。このような素晴らしい環境に設置してもらい、本人も喜んでいると思う。宇部に設置されている作品も見てみたい」と話した。
真板さんは一九六六年の個展開催以降、公募展への出品、国内外の美術館やギャラリーでの作品展を続けた。ビエンナーレでは七五年の第六回展で初入選し、十四│十六回展で連続受賞。二十回展では土方定一記念特別賞を受賞した。神奈川県二宮町と長野県富士見市にアトリエを構え、制作に励んでいた。
作品は真締川公園や常盤公園周遊園路にも設置されており、本作で五点目となる。

カテゴリー:教育・文化2010年5月25日

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