68歳、小野田工高定時制を皆勤で卒業

小野田工高(原田治幸校長)の定時制機械科に過去最年長で入学した赤木正信さん(68)=宇部市西際波台=が3月、同校を卒業する。退職後に芽生えた学習への強い思いを入学してからも貫き通し、目標としていた皆勤を達成。高校生活を締めくくる卒業式を心待ちにしている。

宇部市で生まれ育ち、中学卒業後から50年にわたって建設や機械加工などに関する仕事に従事。仕事中心の生活を送る中で高校生活への興味と学習意欲が高まり、65歳で退職後に学校探しを始めた。

同校への入学は体験授業の受講とものづくりへの親しみが決め手となった。入学後は50歳も年が離れた生徒たちと一緒に授業を受けながら文化祭、体育祭、校外授業といった学校行事にも全て参加。生徒との会話や交流で10代に戻ったような心地になったという。

10日には皆勤者らを対象にした表彰式があり、赤木さんは原田校長から表彰状を受け取った。頭の柔らかい若者と少しでも肩を並べ、好奇の目で見られるという壁を乗り越えるためにも無欠席を自らに課し、体調と時間管理にも細心の注意を払ってきたという。

「生徒の優しさと家族の応援にも助けられた。学校生活を通じてこれまでの生き方を見直し、相手を思いやる心と勉強方法を身に付けることができた」と振り返る。通学しながら宇部志立市民大学も受講し、環境や文学、健康の知識も習得した。趣味の読書、絵画への興味は尽きることがない。「卒業は、これからの生き方や目標を探すためのスタート地点だと考えている。学び続ける姿勢をずっと保ち続けたい」と目を輝かせていた。

 

カテゴリー:教育・文化2017年2月16日

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