馬場良治さんが「集古館 文化財修復技術研究所」開設へ

日本画家で、文化財の調査・復元を行っている馬場良治さん(67)が、宇部市際波(宇部商高裏)に「馬場良治集古館 文化財修復技術研究所」を開設する。長年かけて集めてきたヨーロッパの有名画家たちの版画を収蔵し、自らの作品を飾るサロンや、文化財の研究・修復を行うスペースを兼ね備えた施設で、12月5日から来年1月25日にはオープン記念の企画展「ターナー銅版画と私の水彩画展」を開催する。

今年初夏に空き家となっていた広大な邸宅(土地6600平方㍍、平屋部分528平方㍍、地下部分330平方㍍)を購入。平屋部分は版画の展示スペースやサロンとし、温度や湿度が一定に保てる地下部分は研究・修復の作業場とできるように、改修工事が急ピッチで行われている。また、赤れんが造りの外観が引き立つように植栽も進んでいる。

開設記念の企画展では、馬場さんが若い頃から収集してきた貴重な版画を公開。イギリス・ロマン主義の画家ターナーの全銅版画71点を展示するのをはじめ、ピラネージ、デュラー、ドラクロア、ルーベンス、マイヨールなどの作品を並べる(日照や湿度の具合によって、早めに展示を終える作品もある)。また、ターナーが使用したものと同時期の紙(1700年代後半)を使って馬場さんが描いた絵も飾る。

馬場さんは「ゆくゆくは、この施設を財団運営とし、文化財修復の技術を学ぶことができる後継者育成の場としていきたい。また、気軽に作品鑑賞に集えるサロンとしたい。開設記念の企画展には、国内はもちろん世界的にも珍しいコレクションを展示するので、ぜひ来場を」と呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後4時。入館料は300円(小学生以下、70歳以上無料)。月曜休館。問い合わせは同施設(電話39-9916)へ。

カテゴリー:教育・文化2016年11月30日

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