藤山小児童が食品リサイクルを学習

宇部市環境教育・学習ビジョンのモデル校に指定されている藤山小(生田光徳校長)の4年生98人が6日、宇部テクノパーク内にあるアースクリエイティブリサイクルセンターを訪れた。児童たちは、捨てられた食べ物を家畜の飼料にする設備などを見学。持ち込まれた廃棄量の多さに「もったいない」と声をそろえ、一人一人にできる環境に優しい取り組みについて考えた。

同ビジョンは、持続可能な社会の実現に向け、市民、企業、行政の協働による環境保全活動の実践と広がりを目的に、昨年8月に策定。学校での環境教育の推進を施策の一つに掲げ、同校をモデル校に指定した。同校と市が作成したプログラムに沿い、環境について学ぶ4年生を中心に1年間、授業を行う。

プログラム授業はこの日がスタートで、児童たちは沖宇部の環境保全センターの次にリサイクルセンターを訪問。残渣(ざんさ)を飼料へと再生するエリアでは、県内のホテルやコンビニ、飲食店、食品製造工場などから、毎日平均して持ち込まれる8㌧の売れ残りや食べ残しの〝山〟を目の当たりにした。パンの賞味期限を確認した児童からは「きのう切れたばかりなのに」という、ため息に近い言葉が聞かれた。

水分や油分を大型機械で抜いて飼料にする工程を見聞きしたり、生ごみ独特の臭いを嗅いだり。廃プラスチックごみや廃食油などを再利用する仕組みも見学し、同センターの業務を五感で学んでいた。

松浦愛依さんは「廃棄される食べ物があまりにも多くて、もったいないと思った。家畜の餌にリサイクルされていることも勉強になった。普段ほとんど食べ残しはしないが、きょうのことを家族にも話して見直してみたい」と感想を語った。

9日には、教員の授業力向上を目的に、玉川大の谷和樹教授を同校に招聘(しょうへい)。段ボールコンポスト作りや、その堆肥で育てたパンジーを2分の1成人式で家族に贈るなど、計13時間の授業を予定する。プログラムは随時検証しながら来年度以降、市内のどの学校でも使える内容に改良していく。

カテゴリー:教育・文化2017年6月7日

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