産業観光ツアー、今度は海から工場郡

  宇部、山陽小野田市の工場群を洋上から見学する産業観光バスツアーが1日、宇部港周辺であり、市内外から参加した63人が、日頃は体験できないロケーションを満喫し、港湾開発の歴史や産業の変遷を学んだ。

 6月から始まった「大人の社会派ツアー」の一つで、昨年のモニターツアーを経て本格実施となった。地元はもちろん、福岡、大阪、千葉各県からの参加もあった。

 一行は宇部港から遊覧船に乗船。宇部興産OBで、産業観光エスコーターの渡邉輝弘さんや国土交通省宇部港湾・空港整備事務所職員の説明を聞きながら、船内や観覧デッキなどで工場風景を楽しんだ。

 港内を巡り、岸壁に停泊している大型船、セメントや石炭の荷役作業などを写真に納めた後、船舶の大型化に対応するため、泊地や航路の水深を13㍍にするためのしゅんせつ作業も間近で見た。西沖を経て、宇部興産大橋をくぐり、沖の山コールセンターを回って港へと戻った。

 エスコートした渡邉さんは「宇部はCSR(企業の社会的責任)でできた町。石炭があり、西沖で埋め立てができ、港が深くなった。石炭を輸入し、さらに化学事業も起こした。天与の恵を生かした人がいて、それを発展につなげたことを物語にして伝えていきたい」と語った。

 市交通局に勤務していたという大阪市の女性(70)は、防府市のいとこ(66)と参加。「沖合から見る工場群はとても良かった。沖の山小学校に通い、社宅に住んでいたので、とても懐かしく、目頭が熱くなった。バスで回った工場や牛岩神社も目に焼き付けておきたい」と語った。

 同様のツアーは22日にも開かれる。市交通局によると少し席が残っている。問い合わせは同局(電話31-2442)へ。

カテゴリー:教育・文化,経済2015年7月2日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single