生誕150年の渡辺翁のゆかり訪ねる

今年は宇部市発展の礎を築いた渡辺祐策の生誕150年。翁の誕生日(1864年6月16日)に当たる16日には、ゆかりの地を訪れる産業観光バスツアーや市ふるさとコンパニオンの会(脇弥生会長)による「てくてくまちあるき」が行われ、多くの人たちが、産業の育成や教育、福祉の発展に力を注いだ先人の遺徳を学んだ。

バスツアーは「渡辺祐策と沖ノ山炭鉱 沖ノ山電車竪坑跡と松巌園」と題してあり、地元や大阪、福岡県などから23人が参加した。最初に石炭記念館を訪れ、学芸員の説明を受けながら、宇部の石炭産業の変遷、南蛮車などの「三大発明」についての理解を深めた。この後、渡辺祐策の遺徳を記念して、関係した7事業所の寄付で建設された記念会館を巡り、モダンな意匠を見て回った。
昼食後は、ツアーの目玉でもある島の邸宅「松巌園」へ。ひ孫の渡辺裕志さんの説明を聞きながら、伊藤博文の書などがある内部を見学。桃色れんがの小径(こみち)を散策した後、沖ノ山コールセンター、牛岩神社、電車竪坑(たてこう)などを訪れ、産業遺産や工場群を眺める。
また、ふるさとコンパニオンは、バスツアーと重ならないように行程を組み、「宇部の神様」と言われた翁の足跡をたどった。記念会館や松巌園・松濤園、旧新川小跡、博愛幼稚園 済美女学校跡なども見学した。
渡辺祐策は宇部の領主福原氏の家臣の家に生まれた。宇部興産グループの前身となる沖ノ山炭鉱頭取として開坑に成功し、宇部経済界の中心的存在となった。

カテゴリー:教育・文化2014年6月16日

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