琴崎八幡宮の神馬、73年ぶりに復活

戦時中に金属供出のために失われていた琴崎八幡宮(白石正典宮司、宇部市上宇部大小路)の神馬(しんめ)が、新しくなって73年ぶりに元あった本殿そばの台座に設置された。3日、現地で行われた奉納除幕式には関係者約80人が出席し、青銅製の光り輝く神馬に目を細めた。
武器生産に必要な物資の不足のために1941年、国が金属類回収令を公布し、寺社の釣り鐘をはじめ全国から金属類が供出された。琴崎八幡宮の神馬は1910年に第二鵜の島炭鉱が鉱山終業記念として銅製のものを奉納していたが、この令により41年に供出された。
同宮は昨年10月、千七百年式年大祭を催行したが、この事業の一環として常任総代の瀧山健次郎さん(89)=川上南側=が「神馬がいないままでは寂しい」と奉納することにした。
新しい神馬は富山県高岡市の専門の業者が製作。高さ約3㍍、幅約5㍍。元の台座を一段高くし、その上に設置した。筋肉が盛り上がり、今にも走り出しそうな躍動感にあふれている。
奉納除幕式では瀧山さんや白石宮司、光井一彦総代会長、琴崎保育園の園児らがひもを引っ張ると真新しい神馬が雄姿を見せ、出席者から拍手が湧き起こった。
白石宮司は「とても感慨深い。早速、神馬をさすって健康を願う参拝者の姿も見られる」と復活を喜んだ。

カテゴリー:教育・文化2014年3月4日

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