現代ガラス展in山陽小野田の受賞作決まる

若手作家の登竜門といわれる「第7回現代ガラス展in山陽小野田」の受賞作品が27日、市文化会館「不二輸送機ホール」で発表された。大賞は茨城県取手市の勝川夏樹さん(26)が制作した「Fascination with Magnification(ファースィネイション・ウィズ・マグニフィケイション)Ⅱ」。審査会は26日に同館であり、受賞作品8点を含む入選57点を選んだ。ガラス展は7月7日~8月26日におのだサンパークで開かれる。同実行委員会(田中剛男委員長)、市主催。

全国の若手作家(45歳以下)を対象とした公募展で、2001年から3年ごとに開催。今回は22都道府県と米国、チェコから88点が寄せられ、うち県内は5人。破損などによる辞退もあり、実際に審査の対象となったのは85点だった。

審査会では横山尚人審査員長(ガラス造形家、元日本ガラス工芸協会理事長)ら5人の審査員が、技法、独創性、表現力などの観点から慎重に評定。まず入選作品を選び、投票と議論を繰り返しながら各賞を決めた。

大賞に選ばれた勝川さんは大阪府出身で、近畿大文芸学部を卒業後、現在は東京芸術大大学院美術研究科に在籍。幼少期から生物の多様な生態に興味を持ち、作品は奇妙で神秘的な目に見えない生物の姿を自分の世界に表現したという。

横山審査員長は「迫力ある力作ばかりで、一つ一つに魅力がある。全体的にレベルが一段と上がり、今までにない充実感があった」と総評。全審査員の意見が一致した大賞作は独特な技法と表現を兼ね備えた点などを評価した。

受賞作品の一つで、ガラス造形家のホンムラモトゾウさんが選んだホンムラ審査員賞にはきららガラス未来館のスタッフ、川田絢子さん(27)の「吸収」が選ばれた。

おのだサンパークであるガラス展では会期中、ミュージアムショップの開設をはじめ、ワークショップやコンサートも行われる。

また、初の巡回展として、9月11~24日には県立萩美術館・浦上記念館で受賞作品展が開かれる。

大賞以外の受賞作品は次の通り。(敬称略)

▽優秀賞「connections」広垣彩子(33)=神奈川県▽市長賞「記憶の器」高田賢三(32)=大阪府▽横山審査員賞「Air」藤定杏彩(22)=岡山県▽隈審査員賞「Pulse」ブライアン・コア(42)=富山県▽ホンムラ審査員賞「吸収」川田絢子(27)=山口県▽土屋審査員賞「Vessel」新實広記(41)=愛知県▽三輪審査員賞「魂の叫び」石田慎(32)=兵庫県

カテゴリー:教育・文化2018年4月27日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
アーカイブ