津布田小の複式学級、順調

津布田小(宮木剛校長、51人)の3、4年生が市内初の複式学級となって1カ月が経過した。授業効率の向上を目的に、児童自らが授業を進めるリーダー学習を取り入れるなど、2年前から備えてきたことで、児童たちはすぐに適応。教員も手応えを感じている。

複式学級は2学年をひとまとめにした学級編成。文部科学省が示す小学校の基準では2学年が16人以下(1年生を含む場合は8人以下)となっている。同校では今年度、3年と4年が7人ずつになり、初めて導入された。
少人数化が進んでいた同校では複式学級を視野に入れ、教師の直接指導を受けられない間、リーダー児童の指示で行うリーダー学習を、2012年度から全学年で取り入れた。一方、地域や保護者に対しては説明会の開催やモデル授業の公開で、導入への理解を求めてきた。
1カ月がたち、子供たちは変化に戸惑うことなく、前向きだ。3年の小島康誠君は「4年生は優しくて頼りになる」、4年の平未来さんは「女子が2人から5人になったことがうれしい」と、学級人数が増えたことを歓迎している。
授業は、学年で学習内容が大きく違う社会と理科は別々の教室で行うが、他の科目は同じ教室だ。担任の柳田浩子先生が一方の学年を直接指導している間、もう一方の学年は、プリント演習や意見を発表し合って自主的に課題に取り組む。この時、リーダーが指示を出したり、発表意見をまとめる役割を担う。
算数のリーダーを務める米田晴喜君(4年)と仲西美鈴さん(3年)は「みんなに指示を出して内容を伝えるのは大変。意見をまとめるのも難しい」と言いつつも、率先して学年をまとめている。
複式学級は初めてという柳田先生は「児童だけの学習では、子供の視点だからこその考えやヒントを互いに出し合う場面もあり、自分自身の勉強にもなる。少人数ならではのメリットを生かしたい」と話す。
宮木校長は「上級生は下級生の良い手本になろうとし、下級生は上級生を見て頑張ろうとする複式学級の良さが既に表れてきている。リーダー学習も定着し、子供たちが自主的に勉強し考える意識が芽生え、発表への積極性も出てきた」と手応えを感じている。取り組み意欲をさらなる学力向上につなげたいという。

カテゴリー:教育・文化2014年5月10日

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