水俣市の中学生が宇部市などで環境・自然学習

熊本県水俣市の中学生12人が6日から8日まで2泊3日の日程で、宇部市や美祢市などで環境や自然について学んでいる。6日は常盤公園で次世代エネルギーパークの取り組みについて勉強したり、石炭記念館を見学したりした。

2012年に宇部市で開催された「地域から持続可能な社会をつくる―中国・九州地区環境先進自治体首長サミット」で、水俣市、対馬市(長崎県)、宇部市の3市が連携と交流を深め地域から持続可能な社会づくりを行おうと共同宣言。最初の事業として昨年、「子どものためのスタディーツアー」を開催。宇部市の小学生と保護者が、水俣市で公害の経験から環境による地域再生と創造に取り組む様子を学んだり、自然豊かな対馬を訪れたりした。
今年は水俣、対馬両市の子供たちが夏休みを利用して宇部市を訪れ、産官学民が連携して大気汚染を克服した宇部方式などについて学ぶ。
水俣市からは4中学校の2、3年生12人が訪問した。湖水ホールで行われた歓迎式では、久保田后子市長が「公害という苦しい経験をした町同士だが、若い人にしっかり学んでもらい同じ過ちを繰り返さないようにしたい」とエールを送った。
佐野彩佳さん(水俣市緑東中2年)が「宇部の環境に関しての取り組みを学び自分のまちでも生かしたい」とあいさつ。ツアーには宇部市内の中学生12人も参加し交流した。
この日は経済産業省が認定する太陽光などの再生可能エネルギー設備や体験施設を整備した「次世代エネルギーパーク」に選ばれている常盤公園の、地球に優しい施設やさまざまな取り組みを勉強。湖水ホールそばに設置されている風力発電装置については、風を集めやすいようにプロペラの周りに大きな輪が付くユニークな構造になっていることや、それが目立つために常盤湖に飛来する野鳥が誤ってプロペラに巻き込まれることがないのを学んだ。
この後、二酸化炭素を排出しない電気自動車に乗って園内を移動し、太陽光と風力で電気を起こして湖の浄化に取り組んでいる装置などを見学。石炭記念館や整備中の動物園ゾーンも見て回った。
倉本悠希さん(水俣第一中2年)は「事前学習で宇部市が産官学民で大気汚染を克服したのを学んだ。その経験が今に生かされているのを確かめたい」、溝上和希君(水俣第二中2年)は「水俣は昔は公害がひどかったが、今は魚がおいしい」と話した。
7日は宇部興産セメント工場や秋吉台を見学。8日はグループ学習を行う。今月21日から23日までは対馬市の小学生が宇部を訪れる。

カテゴリー:教育・文化2014年8月7日

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