有帆に150年伝わる百万遍念仏

山陽小野田市有帆片山地区に150年にわたって伝わる「百万遍念仏」が16日、今年の当屋(とうや)となる辻畑博子さん(69)宅で開かれた。参加した地区住民40人が輪になって、長さ10㍍、大小333個の玉が付いた大数珠を手に取って回しながら、家内安全や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。
江戸時代末期に襲った疫病や大火の厄払いとして営まれた法要に由来し、毎年2月16日に実施。戦時中も一度も欠かすことなく受け継がれてきた。当屋は行事を行う家で、片山自治会(髙橋茂会長、39世帯)の各世帯が持ち回りで引き受けている。
参加したのは平日の年は参加できない小学生も含め、0~92歳の4世代。子供たちが打ち鳴らす太鼓を囲むように輪になり、岩崎寺の東堂(前住職)、河口徳明さんの読経と太鼓の音に合わせて、数珠を手繰りながら願いを込めた。
当屋を務めた辻畑さんは23歳で片山地区に嫁いできた。「当屋は三十数年ぶりだが、当時は義母が仕切っていたので、皆さんの支えがないとできなかった。伝統行事を継承する大切さを感じた」。恒例の精進料理もこなし、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
髙橋会長は「地区で受け継いできた大事な行事。少子高齢化で人口が少なくなった上、地区を出て行く若い世帯もあるが、子供や孫に伝え、これからも引き継いでいきたい」と話した。

カテゴリー:教育・文化2014年2月17日

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