市科学研究発表会小学校の部の最優秀に森さん、日報社長賞は酒井君

2013年度宇部市科学研究発表会小学校の部が10日、西宇部小で開かれた。5人が夏休みに取り組んだ観察や実験の成果を発表。最優秀の市教育長賞には、森愛華さん(西宇部4年)が選ばれた。市の代表として、11月6日に県教育会館で開かれる第67回県科学研究発表会に出場する。宇部日報社社長賞は酒井英雄君(原6年)、市小学校理科教育研究会会長賞には岡﨑勇樹君(小羽山6年)が輝いた。市教育委員会、市小学校理科教育研究会、宇部日報社主催。
参加児童は、西宇部小の3~6年生183人を前に、制限時間7分以内で発表した。森さんの研究題目は「かいわれ大根のふしぎ Part2」。昨年の研究で、濃度10%の塩水や砂糖水では育たないことなどが分かっており、今年は低濃度にしたら育つかなどを調べた。0・1%から10%まで14段階の濃度で実験したところ、塩水は1%以上ではほぼ発芽しなかったが、砂糖水はどの濃度でも発芽した。
また、冷蔵庫で育つ植物があるかを確かめるため、11種類の種を10個ずつ、水と共に製氷皿に入れ、21日間観察。ハツカダイコンは10個全て、ハクサイは9個、カイワレダイコン、ホウレンソウ、スターチスは5個ずつ芽を出した。市販のカイワレダイコンと同様に育つかも、種200個で試みたが、失敗に終わった。「原因は水を替えず、日光に当てたこと。今年の反省を生かして、来年もカイワレダイコンを育ててみたい」と締めくくった。
昼休みや放課後に練習した成果を発揮し、原稿を持たずに顔を上げて、聴衆に語り掛けるように堂々と発表。自校開催で「知っている人がいたので、緊張しなかった」と振り返り、「県では、もう少し余裕を持って発表できるようにしたい」と抱負を語った。
酒井君は「金魚の好きな色は何色?」と題し、金魚に色の識別ができるか、どんな色を好むのかを研究。白・黒・紫・赤・青・黄色・ピンク・緑・茶の色画用紙を2色ずつ使い、水槽の底と側面を覆ってどちらに寄るかを調べた。9色の全ての組み合わせで朝・昼・夜の3回、調べたところ、青色を一番好み、黄色が嫌いなことを突き止めた。「○×△などの模様を識別できるか、メダカはどうかなども確かめたい」と話した。
岡﨑君は、吸水土のうや紙おむつ、冷却ジェルシートなどに使われている高分子ポリマーについて研究。他の素材との吸水力の違い、水温による吸水力の変化などを調べた。実験の結果、高分子ポリマーの吸水力は、脱脂綿やティッシュよりも格段に優れていた。水温は6通りで確認したところ、15度以下になると吸水に時間を要することが分かった。保水を妨げる物質も調べ、食塩水に弱いことも発見。課題点を克服すれば、生活に役立つ製品開発につながる可能性を示唆した。
元東岐波小校長の城市惠行さんは「身近なものの中から不思議の芽に気付き、調べた結果、謎が解けるのは面白い。みんな、しっかりと発表できた。これからも小さな科学者として活躍を」と講評した。特選は「塩分の植物への影響」を発表した米村佳純さん(東岐波6年)と、「もやしの観察」の木坂郁登君(厚南4年)。

カテゴリー:教育・文化2013年10月11日

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