山陽小野田市の学校図書支援員人数拡充へ

子供たちの読書活動を推進する山陽小野田市の学校図書支援員。2010年度から小・中学校に配置されて以降、図書室の貸出冊数が右肩上がりに増えるなど、成果を上げてきた。厳しい財政状況から、今年度は夏休みなどの長期休業中の勤務日数を大幅に削減したが、来年度は元に戻し、さらに3人を増員して複数校兼務を解消する17人体制を確立する。市は14日の市議会一般会計予算決算常任委員会に、この措置を盛り込んだ予算案を示した。

図書支援員は子供の「知りたい」「読みたい」という知的好奇心に応えられる図書室を、司書教員と連携して運営する常勤の臨時職員。10年度に県内でも先駆け的に導入し、12年度には兼務はあるものの、全小・中学校に配置した。
図書室活動の点検や評価、図書資料の選定や収集、子供たちへの利用指導、読書指導に関する教員への助言などのほか、蔵書の点検、図書資料の展示や紹介、読み聞かせボランティアとの連携も業務となる。
市教育委員会は導入時、年間貸出冊数の目標を小学生14万2000冊(1人40冊)、中学生7000冊(同4冊)に設定。09年度は小学生8万1534冊、中学生3071冊だったが、昨年度は小学生15万2778冊、中学生7595冊となり、3年間で目標を達成した。
今年度は全17図書室(厚陽小・中は共用)に兼務3人を含む14人を配置。長期休業中、これまで約45日間だった勤務日数を、研修などを行う5日間を除いて削減した結果、新学期の準備や蔵書点検が十分にできず、その影響か、増え続けていた貸出冊数は小・中学校ともに伸び悩みを見せている。
その反省を生かし、来年度は勤務日数の削減解消に加え、初めて全校に兼務なしの支援員を配置。夏休み中は登校日などに図書室を開放し、課題研究などへの活用を促すほか、市立図書館に出向き、子供の利用支援にも取り組む。
市教委では「活字を読むことは学習の基本。支援員の配置後、利用率、貸出冊数が飛躍的に伸びた」とし、図書室の機能強化や読書の習慣化と図書室の利用促進に向け、効果の高い支援員配置事業のさらなる拡充に努めるという。

カテゴリー:教育・文化2014年3月15日

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