山陽小野田に国産最古のプラネタリウム投影機、2番目に古い物も宇部で活躍中

宇部市の青少年会館、山陽小野田市の青年の家にあるプラネタリウムの投影機が、いずれも自治体が設置・可動中の設備としては〝国内最古参〟になっていることが分かった。他の施設が老朽化に伴って更新したり、経費節減や利用者減少を理由に廃止したりする中で、1967(昭和42)年開設の宇部は現在も積極活用され、その前年にオープンした山陽小野田は「最古の国産機」が年8回程度活躍している。
国内で最も長い歴史を持つ投影機はドイツ製で、60年から兵庫県の明石市天文科学館で可動。2010年の施設建て替え時に廃棄予定だったが、保存要望やメーカーの協力などで延命が図られた。2番目は東京都荒川区の教育施設にあった64年製造の国産投影機。こちらは東京スカイツリーの周辺施設としてプラネタリウムが開設された影響で、今年3月末に役割を終えた。
荒川区の投影機の引退で国産機最高齢の座に就いたのが、山陽小野田市埴生の青年の家・天文館にある66年4月製造・同5月設置の「ミノルタMS│10」。現在も月1回のペースで定期開催の「星の教室」などで運用され、子供たちを星座や宇宙の世界へといざなっている。入場料は大人100円、高校生以下50円(いずれも税込み)。
宇部市の投影機は五藤光学研究所製で、山陽小野田から1年5カ月遅れて設置された。投影室は会館4階で、直径8㍍の半球形。設置された69席の中央に置かれ、美しい夜空を描き出す。運営は市の委託を受けている宇部天文同好会(久幸美雄会長)。毎週日曜日や夏休みに行う定期上映会など年間200回以上のイベントで5000人前後を楽しませている。
久幸会長は「最新型のデジタル投影機に比べて、手間はかかるし専門技術も必要だが、まだまだ現役。常に日本一の気持ちで頑張り、次代につなげたい」と話している。入場料は52円(税込み)、18歳以下は無料。次回は8日で、年内は15、22、26、27日にある。
明石市天文科学館では「あくまでも当施設が国内最古だが、最も古い国産機と2番目と思われる投影機が、隣り合わせた自治体で今も活用されているのは興味深い。トップ3が互いにライバルとして競い合い、天文の魅力を一人でも多くの人に伝えていけたら」と話していた。

カテゴリー:教育・文化2013年12月4日

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