山口東京理科大で研究・技術公開

山口東京理科大の研究・技術公開2018が1日、同大で開かれ、地元の中小企業者ら約50人が大学が持つ技術や研究をヒントに自社の製品づくりに役立てることができないかを探った。

大学の研究技術シーズの紹介や研究室、実験施設の公開を通じて、企業と大学との交流や提携を推進し、地域経済の活性化につなげようと、毎年開いている。今春、薬学部が開設されたこともあり、例年以上の規模で内容も充実した。

技術紹介では▽産業応用ドローン技術の開発▽超高温・高圧キャビテーションによる表面改質技術▽機能性食品(材料)の抗酸化活性評価│の三つのテーマが紹介された。

研究シーズポスター展示では産業に結びつく可能性がある35点のシーズを展示。光エネルギー変換材料のポスターでは、低コスト太陽電池材料として光電変換効率22%を超えるペロブスカイト化合物が紹介された。

研究室公開では、再生医療への応用を目指したiPS細胞から組織構築の研究をしている嶋本顕教授の研究室と、光・応力に応答する物質の開発に取り組む井口眞教授の研究室が公開された。

山中伸弥京都大教授が作製に成功したiPS細胞だが、理科大の嶋本教授の研究室でも培養しており、参加者は顕微鏡の中のiPS細胞に目を白黒。ここではiPS細胞を特殊なコラーゲン基質上で組織の元となる細胞の分化誘導に取り組んでおり、嶋本教授が「培養する栄養液の成分を変えることにより、iPS細胞が筋肉、心臓、神経などの細胞に分かれる」などと研究の一端を話した。

市内で酸化鉄の粉末を製造しているJFEマグパウダーの吉松秀格社長は「製品は粉末と成形したものの2種類で出荷しているが、成形した場合に強度を上げるためのヒントはないかと参加してみた」の研究シーズポスター展示を熱心に見て回っていた。

カテゴリー:教育・文化,経済2018年11月2日

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