山口東京理大が「シーズ集」作製

山口東京理科大は、全教授陣の研究内容や企業との共同研究実績をまとめた「研究シーズ集」を作製した。市の「企業ガイドブック」と合わせて大学と市内企業とのマッチングを図り、地元産業界の技術力の向上はもとより、共同研究などによる新技術の開発や新産業の創出にも期待を込めている。

大学が持つ技術の周知と企業の技術ニーズの把握による、産業力の強化に向けた取り組みの第一歩。市、小野田、山陽の両商工会議所とともに昨年7月に立ち上げた市産学官連携推進協議会でも両者のマッチングに努めている。

シーズ集には工学部の機械工学、電気工学、応用化学の3学科と共通教育センターに在籍する教授、准教授、講師、助教合わせて43人の顔写真とともに、研究の内容や目的、今後の展開、テーマ、共同研究の実績などを掲載している。

同大地域連携室の古川博三室長は「地方創生に向け、全国的に大学を拠点とした新たなまちづくりが模索される中、大学が持つ知的資源を有効活用することで、新規事業の創出、地域が抱える課題解決の糸口になれば」と話している。

作製したのは1000部。既に両商議所を通じて製造業を中心とした市内事業所に配布したほか、宇部市の県産業技術センターや山口市のやまぐち産業振興財団にも送付。情報発信と合わせて市外企業との共同研究も視野に入れている。

現在は地域貢献の一環として、研究室の公開や技術相談、商議所への技術紹介を行っており、今後はシーズ集を活用した企業向け説明会の開催を検討するなど、地域連携室が窓口となって、企業側が参加しやすい環境も整えたいという。

企業ガイドブックは市が3年ごとに改訂し、資本金や業種、得意分野、設備、セールスポイントを紹介。最新版は製造業を中心に、市内に事業所や工場を置く72社を掲載して3月末に作製した。企業誘致フェアなどでも活用している。

カテゴリー:教育・文化2017年4月14日

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