小野田小の山田君、文部科学大臣賞

小野田小4年の山田将輝君が、図書館振興財団主催の「第21回図書館を使った調べる学習コンクール」で文部科学大臣賞に輝いた。窯業のまち山陽小野田の歴史と現状をリポートにまとめ、9万1908点から最高賞6点の一つに選ばれた。市民100人以上に取材を重ねた努力が実った。

「セメントだけじゃないぞ!硫酸瓶の町 山口県山陽小野田市」と題したリポートは、関係者へのインタビューと図書館での調べ学習を文章でまとめた50㌻。製陶業が盛んだった旦東に自宅があるため、硫酸瓶を擁壁にした三好邸瓶垣などの史跡を目にするうちに地域の歴史に興味が湧いたという。

昨年7~11月に自転車で近所の地域住民宅や公共施設、事業所を訪れて取材を重ねた。四つの質問で硫酸瓶の知名度などを調査したり、情報提供を呼び掛けたりした。小野田郷土史研究会、松井製陶所、日産化学工業小野田工場では詳細な聞き取りを実施。並行して10冊の関連本で内容理解に努めた。

取材活動を通じ、本からは得られない情報や考え方があることも知った。郷土史研究会顧問の松永保美さんからは硫酸瓶が地元で作られた理由を聞き、自宅周辺の土の成分が材料に最適だと知って驚いた。松井製陶所でもらったミニチュア硫酸瓶をキャラクターに見立て、冊子の随所に補足説明係として登場させる工夫も凝らした。

調査を通じて硫酸瓶を知る人が半分しかいなことが気になったという。山田君は「調べ学習や読書が好きなので昨年に続いて応募した。受賞には驚いたが、協力してくれた方への感謝の気持ちでいっぱい。多くの人に窯業のまち山陽小野田の歴史が伝われば」と笑顔を見せた。

同コンクールは図書館の利用促進と調べ学習の普及を目的として、全国の小学生以上の子どもたちと大人を対象に開かれている。リポートは5月から図書館振興財団のホームページで公開する。

カテゴリー:教育・文化2018年2月7日

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