宇部高専がロボコン日本一

走行ロボットを制御するプログラムの設計・開発技術を競い合う「ET(組み込み技術)ロボコン2013」の全国大会はこのほど、神奈川県横浜市であり、今年新たに設けられたパフォーマンス重視のアーキテクト部門で、中・四国地区代表として出場した宇部高専のETロボコン同好会が優勝。実践力が求められる〝競技〟だけに企業、大学チームが多数参加する中で「技術の宇部高専」を全国に印象付けた。

工業製品などを制御するコンピューターソフトウエアの技術者育成のため、社団法人組込みシステム技術協会が主催。統一規格のロボットを走らせるプログラムの完成度を競い合うもので、企画力や技術力など見えない部分が勝敗を左右する。昨年までは規定コースを早く、正確に走行させるデベロッパー部門だけだったが、「すごい!」をキーワードに発想力や驚き度を審査するアーキテクト部門が新設された。
宇部高専は昨年まで、制御情報工学科の学生が卒業制作の一環で参加。2年連続で全国大会デベロッパー部門に出場も、好成績を残せずにいた。今年は、4月に同科の学生ら15人が立ち上げた同好会チームとしてエントリー。中・四国大会では「勇者が、魔王に誘拐された姫を取り戻す」ストーリーでチャレンジし、演技には失敗したもののプログラムの可能性や将来性が高い評価を受けて地区代表の座を手にした。
全国大会では、演技の失敗を逆手に取り、ストーリーを「魔王に敗れた勇者が新しい武器(戦車)を入手して目的を達成」に変更。新たなプログラムとロボットが必要だったが、17人の同好会メンバーは「目指せ、全国制覇」を合言葉に、心を一つにして準備を進めた。本番では、難易度の高いロボットの合体など、地区予選で果たせなかったパフォーマンスを完遂。第一線の技術者ら審査員から最も多い「すごい!」を得て、栄誉を手にした。
顧問の田辺誠・制御情報工学科准教授は「学生たちの自由な発想が、頑張りによって確実なパフォーマンスにつながった結果。うれしい限り」と、メンバーと一緒に快挙を喜んでいた。
メンバーは次の通り。(敬称略)
幸諒真、鶴峯義久、喜村慈英、江藤祐慈、吉良竜二、近藤将成、永岡泰典、森岡佳祐、濵田聖人、森重丈、吉村蓮、長尾知昂、嶋田遼、柳井隆宏、濱田大貴、松山悦也、中尾真梨

カテゴリー:教育・文化2013年11月27日

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