宇部市小学校科学研究発表会3賞決まる

2017年度宇部市小学校科学研究発表会は6日、東岐波小であり、安部祥平君(藤山6年)の「PM2・5を止められるマスクはどれだ!」が、最優秀の市教育長賞に輝いた。11月7日に県教育会館で開かれる第71回県科学研究発表会に、市の代表として出場する。宇部日報社社長賞は御手洗篤成君(船木4年)、市小学校理科教育研究会会長賞は黒澤成斗君(東岐波6年)が選ばれた。市教育委員会、市小学校理科教育研究会、宇部日報社主催。

発表した児童は、7校の4年生3人と6年生4人。東岐波小の3~6年生約440人を前に、7分の制限時間内で研究動機や方法、結果、考察を伝えた。
安部君はマスクの値段と性能の関連について調査。給食用、風邪用、父親の中国出張用、PM2・5対応、PM2・5対策の5種類を準備した。はさみで切ってマスクの中を確かめ、各層を顕微鏡で観察。水を通すかどうか、PM2・5に近い大きさの線香の煙を止められるかも調べた。実験を通し▽どのマスクも2~4層構造▽目の大きさと線香の煙を通すことは関係し、真ん中の層がPM2・5を止める▽値段と性能は無関係│と結論。「母には一番安いマスクを買うよう勧める」と話した。「身近なマスクのことがいろいろ分かって勉強になった」と安部君。県大会に向け「資料から目を上げて発表できるよう練習したい」と意気込む。
御手洗君は、2年の時にオレンジを使ってオリジナル洗剤を作り、昨年は皮でシンクの汚れを落とした。今年度のテーマは「オレンジの力でリサイクルをしたい!」。手搾りと水蒸気蒸留法でオレンジからリモネンを取り出し、発泡スチロールのかけらを入れて溶け方を調べた。発泡スチロールのリサイクルに適しているのは、すぐ溶け始める水蒸気蒸留法と判明。「スーパーでかんきつ類の皮を集めるボックスを作り、工場に集めて水蒸気蒸留法でリモネンを取り出し、リサイクルを」と提案した。
黒澤君は、兄の取り組んだ自由研究「野菜ロケットを飛ばそう」が不思議で、ロケットを飛ばすエネルギーとなる酸素を発生させるカタラーゼに注目。「野菜や果物に含まれているカタラーゼ量の測定」を題目に決めた。野菜や果物をすり下ろしてペットボトルに入れ、オキシドールを加えて、水上置換法で10分間酸素を集めた。19種類の野菜と果物で実験すると、ニンジン、シメジ、カボチャの順で、酸素の発生量が多かった。果物ではイチジクが最多だったが、カボチャの半分程度。加熱すると消失した。「野菜の見えない部分を知ることができて良かった。今後もいろいろな謎を解き明かしたい」と話す。2年前に出場した際は特選だっただけに、3賞入賞の喜びはひとしおだ。
閉会式で理科教育研究会の水野修会長(万倉小校長)は「好奇心を持ち、ひらめきと粘り強さで研究を続 講師・城市惠行さん(元東岐波小校長、中学理科教師)による講評 大きな会場で大勢の人を前に、スポットライトを浴びながら堂々と発表して、素晴らしかった。予想を立ててから実験するといい。実験は3~5回繰り返し、分かりやすくまとめて。失敗しても、理由を突き詰めれば次へとつながる。季節の話題、ニュースなど身の回りに関心を持ってほしい。けて」と呼び掛けた。

この他の発表者(全員特選)とテーマは次の通り。(敬称略)
▽「カエルを緑色にしたい!!」久保田智瑛(神原6)▽「ビー玉宙返りコースターの研究」佐伯悠太(新川4)▽「塩の研究」中野陽向(原4)▽「おいしいトマトを作るにはどうしたらよいか? PART2」石部愛子(黒石6)

 

カテゴリー:教育・文化2017年10月7日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ