宇部市で天文教育50周年記念公演

宇部市天文教育50周年記念公演が10日、文化会館で開かれた。国立天文台の渡部潤一副台長が「続々見つかる『第二の地球』│地球外生命発見への期待」と題して、ユーモアたっぷりに天文学の最新情報を紹介。子どもを含め約400人が、宇宙のロマンに目を輝かせた。市教育委員会主催、宇部天文同好会共催。

市では1967年の青少年会館開館に合わせ、プラネタリウムや天体望遠鏡を使った天文教育が始まった。開会式で野口政吾教育長は、太陽フレアの話題などに触れ「宇宙について、さらに興味、関心を持って」と呼び掛けた。

渡部副台長は、大彗星(すいせい)になると期待されながら蒸発した2013年のアイソン彗星を例に「予測できない、分からない現象があるからこそ、面白さがある」と宇宙の魅力を伝えた。

大きな謎「地球以外に生命はいるのか」に対する答えは「10年以内に出る」と断定。根拠として生命を育む材料や水、惑星の表面に液体の水がある「ハビタブルゾーン」の存在を挙げた。地球型惑星や同ゾーンの割合から推計すると「第二の地球候補は少なくとも40億個」と話すと、会場からどよめきが起こった。

知的生命体は、天文学者は楽観的にいると考えるが、一部の生物学者は悲観的。「宇宙における人類は、やっと〝他者〟の存在を認識し、宇宙の中心でないことを理解し始めた。知的文明としては、ひよっこ。大人の知的文明になるため、未熟な技術と思想で、さまざまな失敗を繰り返している」と持論を展開。「宇宙は人間が見られる最も広大な時空間。宇宙生命に思いをはせながら、星空を眺めて」とも話した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)第一宇宙技術部門衛星利用運用センターの内藤一郎センター長は、JAXA西日本衛星防災利用研究センターの概要と人工衛星の活用について説明した。

カテゴリー:行政,教育・文化2017年9月11日

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