宇部出身の一二三大分大教授に猿橋賞

宇部市出身の一二三(ひふみ)恵美・大分大教授(50)が、国内の女性科学者をたたえる「猿橋賞」の第34回受賞者に決まった。1999年に、病原体のたんぱく質を狙って分解・破壊する機能性たんぱく質「スーパー抗体酵素」を発見。がん、インフルエンザなどの治療薬開発につながると期待されている。「周囲に支えられ、目の前にあることに、こつこつ取り組んでここまで来られた」と喜びを語っている。授賞式は5月24日に東京都内で行われる。
一二三教授は、東岐波小・中、サビエル高、山口大医療技術短大部(現同大医学部保健学科)卒。宇部興産中央研究所の研究員、広島県立大助教授などを経て、2010年から現職。スーパー抗体酵素は、広島県立大時代に実施した実験の失敗を検証する中で「新しい現象」として気付き、2年半をかけて確認した。「病原体が持つ特定のたんぱく質に結合して、分解する」という。
研究は既に、実用化を視野に入れた応用展開へと移行。そのスタイルも「独創的で、新領域のさらなる開拓が期待される」と高い評価を受け、注目を集めている。
猿橋賞は、女性科学者に明るい未来をの会(会長・米沢富美子慶応大名誉教授)が、1981年から自然科学の分野で顕著な研究業績を収めた女性科学者に贈っている。名称は、設立・出資者に由来する。

カテゴリー:教育・文化2014年4月18日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single