大内中生徒が「鷺流狂言」初披露へ

山口市の大内中(阿部正二郎校長)の1年生4人が、10月に開かれる文化祭で、県の無形文化財に指定されている鷺流狂言を初めて披露する。生徒たちは「本番に向けて全力を尽くし、観客に笑いを届けたい」と意気込んでいる。

演者は片山蒼依さん、管七歌さん、神原夏葵さん、松西彰太君の4人。山口鷺流狂言保存会の狂言師で、同中出身の米本太郎さん(36)が指導する。生徒による鷺流狂言の公演は、米本さんと同級生が在学中に披露して以来約20年ぶり。

きっかけは1年生約250人を対象に、5月に開いた市芸術体感授業。米本さんが鷺流狂言の演目「清水」を披露した。その後のアンケートでは、半数近くの生徒から「演じてみたい」との声が上がり、文化祭公演へのステップとなった。

演目は「棒しばり」。酒好きの家来の太郎冠者、次郎冠者に盗み酒をされるのを恐れた主人が、2人を縛り上げて外出する。不自由な格好のまま酒をくみ、互いの口まで運んで飲むという珍妙な酒盛りが笑いを誘う内容となっている。

米本さんは「生徒たちが演じることで、いろいろな世代から興味を持ってもらえたら」と期待。

前々から興味があったという神原さんは「伝統ある鷺流狂言を演じることは少し責任も感じるけれど、面白かったと言ってもらえるように精いっぱいやりたい」と話していた。

12日、大内矢田北1丁目の大内地域交流センターで初稽古が行われ、独特の構えや歩き方、扇の持ち方などの基礎や、せりふ回しに挑戦した。生徒は、毎週木曜日に同センターに集まり稽古を重ね、技を磨いていく。

同校では来年以降も文化祭のプログラムに組み入れていく方針。

カテゴリー:教育・文化2018年7月14日

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