埴生の住民が英語教育をサポート

新年度から小学校3、4年生にも対象が広がる外国語教育。各校がよりよい指導を模索する中、埴生小(福永繁雄校長)では6年前から地域住民が子どもたちの英語学習に一役買っている。年間を通じて教員の授業をサポート。13日には英語で紙芝居「桃太郎」を群読した。

サポーターは現在、教員免許の所持者、大学で英語を専攻した人などで構成する語学堪能な30~70歳代の男女6人。楳﨑八由美さん(63)=西糸根=がまとめ役となり、今年度は既に英語が必修化されている5、6年生を月1回、他の学年を年3回ほど補助した。

授業中は各教室を回り、英単語や自己紹介、海外の文化を学ぶ児童の質問に答えるほか、歌やジェスチャーゲームで触れ合う。文法や発音を気にしすぎて苦手意識が生まれないようにアドバイスしている。

今年度最後の活動となった13日、サポーターら11人が4、5年生66人と紙芝居「桃太郎」の英語版を群読した。紙芝居は元高校英語教諭の藤井慎一同校PTA会長(38)が台本を、地域住民が絵を担当して製作した。

児童に役柄を振り分け、せりふごとに読み方や発音を教えた。物語が進むにつれて群読は盛り上がり、鬼退治の場面では全員で「We are strong and brave!(私たちは強くて勇敢だ)」と、ひと際、大きな声を響かせた。随所でサポーターが動物の鳴き声を表す言葉は日本と海外で異なることなどを伝えた。

桃太郎になりきった4年の山﨑結菜さんは「楽しかった。身近な地域の方が教えてくれたので言い間違っても恥ずかしくなかったし」と話した。

藤井会長は「英語を覚えようとする姿勢を感じる。内容が本格化する中学生になる前に、声に出して英語に親しんでもらいたい」と話した。今後は3、4年生のサポートに力を注ぎたいという。

市教育委員会によると新年度は3、4年は新たに年15時間、5、6年は2020年度の教科化に向けて、今年度より15時間多い年50時間の外国語教育を受けることになる。外国語指導助手(ALT)を1人増の3人とし〝読む〟〝書く〟の力を含めた英語のコミュニケーション能力を育む。

カテゴリー:教育・文化2018年3月14日

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