中1ギャップ解消へ、桃山中で小・中合同授業

桃山中(柳澤泰校長)で30日、小・中合同授業が初めて行われた。来年度入学予定の新川小と小羽山小の6年生が来校し、中学2年生と机を並べて「学び合い」の授業を体験。中学生が小学生に教えたり、両校の小学生同士が仲良くなったりして、成功を収めた。小・中連携教育の深化・充実が求められる中、モデルケースとして注目を集めそうだ。

これまでも小・中相互の授業参観、3校の教職員の合同研修、小学校への出前授業などを展開してきたが、児童・生徒が直接関わる取り組みは、ほとんどなかった。2校の小・小連携も実施例がなく、柳澤校長は「両小の児童が早く顔を合わせることで、中1ギャップの解消に役立てば」と期待を寄せる。
交流授業は年度初めから協議し、中学3年生が修学旅行、1年生が自然体験教室で、会場などに余裕があるこの時期を設定した。参加したのは、来年度最上級生となる中学生119人と、新川小の51人、小羽山小の73人。
全員が体育館に集まって、同校の有間桜さんが歓迎の言葉。「戸惑いがあるだろうけど、分からないことは中学生に相談し、少しでも不安をなくして。両小が交流するいい機会なので、ぜひ友達もつくって」と呼び掛けた。「気を付け」「礼」など、みんなで集団規律の練習もした後、各会場へ移った。
授業は国語、数学、英語、社会、理科、保健体育、美術の7教科。両小の児童各1人と中学生2人の4人組を基本に、グループ学習を行った。
冒頭2分間の黙想をし、心を落ち着けて、授業に集中。国語の教材は「走れメロス」で、中学生が斉読で手本を示した後、グループ単位で小学生が一文ずつ音読。分からない語句は中学生が説明した。メロスと王様の考え方、どちらに共感できるかも話し合った。中学生たちは終始優しくリードし、先輩ぶりを発揮していた。
最初は緊張気味だった中原滉太君(小羽山小6年)も「中学生が漢字の読みや意味を教えてくれて、授業がよく分かった」と一安心。「入学が楽しみ」と話していた。

カテゴリー:教育・文化2014年5月31日

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