イベントなどでグリーン電力の使用増加

宇部市の記念会館で13日に開かれた、日本フィルハーモニー交響楽団を招いての第6回宇部興産グループチャリティーコンサート。生のクラシック演奏が流れた会場の入り口には、グリーン電力証書が掲示された。コンサートに使われた電気は、地球に優しい太陽光発電に由来する。環境貢献活動として今、こうした自然エネルギーを使用するイベントなどが増えている。

グリーン電力とは、太陽光や風力、バイオマスなどの自然エネルギーで発電された電力。この電力にはエネルギーとしての価値に加え、化石燃料に由来しないため、省エネや二酸化炭素排出抑制につながるという付加価値がある。
これを環境付加価値と呼び、第三者機関(グリーンエネルギー認証センター)の認証を経て「グリーン電力証書」という形で、あっせんするプロバイダーから購入し、環境貢献活動の一環としてイベントや事業所活動に使用する。
イギリスで始まったシステムで、日本には十数年前に導入。事業所運営に恒常的に使われたり、Jリーグの記念試合、コンサートなどのイベントにも使用されるケースが増えている。
宇部市内でも5、6年前からコンサートや宇部まつりの一部イベント、また、宇部地区でグリーン電力証書システムをあっせんしている市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)が総会や講演会開催時に使い始めた。UNCCAによると、市内では年間5000~6000㌔㍗時が購入されているという。
宇部興産チャリティーコンサートは第1回からグリーン電力を使用している。同社渉外室は「1回につき2000㌔㍗時を5万円弱で購入している。UNCCAから紹介され、趣旨に賛同し社会貢献活動として取り組んでいる」。
歌を通して環境のことを考えようと毎春、エココンサートを開催しているのが宇部マテリアルズとFMきらら。加来明年宇部マテリアルズ総務課長は「コンサートの合間に環境に関するクイズを出題するなどして観客にエコ啓発を図っているが、コンサートそのものも環境に優しくと、第2回から太陽光エネルギーで発電された電気を使っている」と話した。
宇部市も宇部まつりのハーモニー広場イベントにグリーン電力を導入。「環境配慮型にシフトしようとリユース食器の使用、ごみの持ち帰り、公共交通機関の利用呼び掛けなどをしてきたが、その流れで3年前から導入した。実際は軽油で発電機を稼働させているが、その量から算出した二酸化炭素排出量に見合うグリーン電力を購入し、相殺させている。今年も東北地方産の太陽光発電による2000㌔㍗時を購入した」(同まつり実行委員会)とPRする。
一方、使うだけでなく、登録すれば個人や団体が自然エネルギーの環境付加価値を販売することができる。自宅に設置した太陽光発電システムで発電した電力(専用のメーターが必要)の付加価値部分をプロバイダー経由で売却する。UNCCAの仰木則康事務局長は「グリーン電力を使う方も、登録して生産する方も増え、地球温暖化対策が進むことを期待する」と話した。

カテゴリー:教育・文化,経済2013年10月22日

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