〝市大生〟受け入れ、地元が模索

 山口東京理科大の市立化から2年がたった。学生の地域参加を今まで以上に進め、定着させようと、地元では学生にやりがいを感じてもらえるような受け入れ体制を模索している。
 市内ではボランティアの高齢化と減少が課題となっており、特に福祉分野では若者世代のマンパワーが期待されている。市社会福祉協議会は2016年度、同大の学生有志を取りまとめ役に、市内の中学生と高校生で構成する学生ボランティア会議を設立。触れ合い運動会、募金活動などのイベント運営を任せている。
 学生メンバーの多くはサークル活動の一環として、同会議に協力。市社協では「若者と連携が深まり、奉仕活動の紹介を求められることが増えた」と成果を喜びつつ、「より多くの人に活動に興味を持ってほしい。新しい発想の企画を考えてもらう機会を設けることができれば社会経験になるはず」と学生のさらなる参加に期待する。
 教育分野では市教育委員会が15年度に、教員志望者に学校現場を知ってもらう仕組みを整えた。現在は本山小と須恵小、赤崎小で計9人の学生が週2~3回ほど授業を補助している。「助かる」「子どもが生き生きとする」などと学校現場からも好評で、学生の活動範囲は中学校にも広がりつつある。
 天体観望講座の担い手育成を兼ね、知識や機器類の取り扱いを教える団体もある。青年の家プラネタリウムの会(能勢俊勝代表、4人)は、5月開講の通年講座「星の教室」のアシストを、学生に依頼。参加者が月や木星を観望する手助けをしてもらおうと、初回は望遠鏡の使い方や天体について事前指導をした。
 手を挙げたのは、ボランティアで単位を取得できる科目を履修した5人。講座で手際よく望遠鏡を操作し、子どもたちに優しく話し掛けていた芹野美雪さん(機械工学科1年)は「いろんな人と交流できてうれしい。なじみがない場所に足を運ぶきっかけにもなった」と笑顔で話した。

カテゴリー:教育・文化2018年6月7日

山口ゆめ回廊
石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
アーカイブ
facebook
twitter