学校適正化 基本方針案の策定遅れる
山陽小野田市の学校配置と施設整備のよりどころとなる適正規模適正配置の基本方針案の策定が遅れている。住民の関心が高いため、地元との合意を大前提としているが、作業着手から半年が経過した今も、パブリックコメントに至っていない。定例市議会一般質問三日目の十八日、伊藤実議員(無所属)は「学校の主役は子供たち。プランが遅れるほど、子供たちが被害を受ける」と早急な策定を求めた。
答申を基にした基本方針案では、厚陽中が過少規模校に該当している。市全体を見据えたものだが、地元では「厚陽に絞った内容」として存続、改築を求める要望が続いている。適正化について「過少規模が三年続けば、その時点で在り方を検討する」としているが、議論はかみ合わない。校舎は老朽化しており、最優先に改修しなければならないという認識のみ一致しているという。
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カテゴリー:アーカイブ2007年6月19日