青果市場の07年度取扱高、31年ぶり100億円割れ
青果物を扱っている宇部市中央卸売市場(西平原四丁目)の取扱数量・額が共に減少している。二〇〇七年度の取扱高は百億円の大台を三十一年ぶりに割り込んだ。冷蔵技術や道路交通網の発達を基盤にした流通の広域化によって、地方の中央卸売市場は全国的に集荷力が低下しているが、このまま劣勢が続けば、再編の可能性も出てくる。
伊藤真吾市場長は「市場開設区域内の需要量は満たしており、今のところ再編に取り組む必要性はない」としながらも、「産地の信用を得て、需給バランスを安定させながら実績を上げることが大切」と話している。
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カテゴリー:アーカイブ2008年5月27日