山陽小野田市有帆菩提寺山にある磨崖仏(まがいぶつ)の調査委員会(委員長・八木充山口大名誉教授、十二人)は二十三日、市役所であり、制作年代を判定する総括に入ったが、日本最古の奈良説、近代の昭和説の特定に至らず、見解を一本化しないまま審議を終えた。四半世紀にわたる年代論争に終止符をとの期待が寄せられたが、多くの課題を残し、諸説混在の報告書をまとめる。
カテゴリー:アーカイブ2007年3月24日