高泊後潟地区で伝統の「土手まつり」

 高泊後潟地区で江戸時代から受け継がれている伝統行事「土手まつり(虫ふうじ)」は十二日、厚狭川沿いであり、後潟上、同下、高浜の三地区から親子四十人が参加し、南北一・五キロに生い茂った夏草に火を放ち、地域の安全に願いを込めた。同実行委員会(縄田泰一会長)主催。
 後潟開作は一七五二(宝暦二)年に海をせき止めて完成した土地。まつりは、堤防の決壊を起こす悪霊を追い払ったり、稲に付く害虫を駆除したりする目的で始まったと伝えられている。
 打ち上げ花火を合図に、土手の下に組んだやぐらに点火。子供たちが、それぞれ手にしたたいまつに火を移し、川上、川下の二手に分かれて枯れ草を焼いた。たちまち火の道となった川土手一帯からは煙も巻き上がり、炎とともに荘厳な景色を映し出した。

 枯れ草に火を付ける参加者(後潟の土手で)

カテゴリー:アーカイブ2006年8月15日

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