ベッコウトンボ、今年42匹確認

 宇部市が日本希少野生動植物種に指定されているベッコウトンボの保護対策を実施した前開作左下ため池で、今シーズンは四十二匹の個体が確認されたことが、二十五日までに分かった。専門家の助言を尊重した環境維持の有効性を立証する結果になった。ただし、今後も必要とされる植生管理については見通しが立っておらず、恒久的な保護には課題を残している。
 現地の調査を続け、市の保護検討会の委員を務めた紙村尚志さん(日本トンボ学会会員)によると、今年は昨年より十日遅い五月四日から個体が確認された。「春先の冷え込みなどが影響したのだろう。ベッコウトンボに限らず、トンボの発生は全般的に遅い。しかし、適切な環境を整えてやれば、絶滅を防げることを証明できた。一九九五年に二匹の未成熟成虫を見つけたのが最初で、県内の生息地では最長になるはず」と、対策が功を奏したことを強調した。

カテゴリー:アーカイブ2006年7月25日

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