「旦の登り窯」緊急補修、台風シーズン前に崩壊回避へ

 山陽小野田市の指定文化財「旦の登り窯」が、二〇〇四年の台風16号で被害を受けたまま、修復措置が先送りになっている問題で、白井博文市長は十六日「市の管理下でこれ以上放置できない。台風シーズンまでに何らかの手だてを講じる」との考えを示した。地場産業の花形だった製陶業の面影を残す貴重な史料だが、煙突上部が欠落し、危険な状態が続いているという。
 登り窯は「とんぼり」と呼ばれるれんが造りで、大口から煙突までの全長は二十八・六メートル、煙突の高さは十二・三メートル。一九九四年に文化財に指定され、〇三年には所有者が市に寄託した。保存修復に向けて山口大工学部に調査を依頼していた矢先の台風被害で、煙突の頂上部が欠落。修理には約二千五百万円が見込まれたが、合併準備や新市になっての財政難などから、何も措置されないまま、現在に至っている。その後も風雨で耐火れんがは崩れ落ち、痛々しい状態だ。

カテゴリー:アーカイブ2006年6月17日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single