ナルトビエイ駆除開始、前年より大幅増予想

 瀬戸内海に突如出現し、アサリ漁場に深刻な被害を与えているナルトビエイの駆除作戦が三十日、山陽小野田市沖合であり、五百六十二匹を捕獲、焼却処分した。七月中旬までに計五回を予定しているが、前年の駆除数を大幅に上回りそう。捕獲した個体は前年より大型化しており、九割近くが雌で、同海域に子を産みに来ているという。
 県内産のアサリは、最盛期には三千トンが水揚げされていたが、昨年はわずかに二トン。県は三月に策定した資源回復計画に基づき、二〇一一年度までの六年間で百トンにまで回復させようとしている。駆除も対策の一つ。
 ナルトビエイは、捕まえてすぐに調理すれば食用にも堪え得るが、体内に残った尿素臭が強く、長期保存は厳しい。業者を通じて韓国、中国への輸出ルートも模索したが、良い返事はなかった。貴重な海洋資源を食い荒らす上、目下、有効利用の道も閉ざされているのが現状だ。

 捕獲されたナルトビエイ(刈屋漁港で)

カテゴリー:アーカイブ2006年5月31日

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