炭鉱遺産の蒸枠を発見、現物は初

 炭鉱の立て坑口を支え、わき水を遮断するために明治時代に考案された蒸枠(むしわく)の一部が、このほど宇部市藤曲の西部浄化センター増設工事現場で初めて見つかった。関係者は「海底炭田などわき水が多い場所の掘削を可能にした画期的な技術開発で、宇部の炭鉱発展につながった貴重な遺産」と発見を喜んだ。
 常盤公園の石炭記念館に蒸枠の模型が展示されているが、これまで現物は発見されていなかった。十月末に浄化センター増設工事のために工事関係者が地下約十メートルを掘っていたところ、陥没した穴から噴出した水の中から古い木片が相次いで浮かび上がった。発見されたのは平均サイズが縦三十センチ、横九十センチ、厚さ七センチの木片二十一個。表面は朽ちているが、いまだに原形をとどめているものもある。

 発見された蒸枠の一部を使い六角に組み立てた様子(藤曲の工事現場で)

六角蒸枠の構造図(『山口炭田三百年史』より)

カテゴリー:アーカイブ2005年11月22日

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