百手祭で悪鬼射抜き地域の安泰願う

 宇部市指定無形民俗文化財「百手祭(ももてさい)」の神事が二十六日、厚南岡田屋の公会堂広場であり、弓矢を持った若者たちが悪鬼に見立てた的を射抜き、地域の安泰を祈願した。百手祭保存会(冨田幸雄会長、四十人)主催。
 的射(まとい)行事の射手は中学一年生から高校三年生までの十五人。かみしもで正装し、前銅、後銅の二組に分かれて、二本ずつ交代で矢を放った。黒塗りの小さな的「監的」に当たると太鼓が打ち鳴らされ、会場を盛り上げた。百手祭は、室町時代の一四六八年、多くの村人が疫病で命を失ったため、地域の氏神である松江八幡宮と八大龍王、大歳大明神に、病魔退散を祈って奉納したのが始まり。一九七二年四月に「岡田屋百手神事」として市文化財に指定された。

 古式にのっとり的射行事に臨む射手ら(岡田屋公会堂広場で)

カテゴリー:アーカイブ2006年3月27日

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