御撫育用水を「疎水百選」に 宇部市土地改良区が市民に呼びかけ

 厚南平野を潤している御撫育(ごぶいく)用水を、全国に誇れる「疎水(そすい)百選」に選定してもらおうという動きが広がっている。これまで全国から応募のあった五百地区のうち、二百八十四地区が要件を満たした該当地区として候補に選ばれ、県内からは御撫育用水と、山陽小野田市の寝太郎せき(寝太郎用水)を含む八地区が候補に残っている。宇部市御撫育土地改良区(金澤巌理事長、六百三十八人)は、組合員を中心に投票を依頼するとともに、市民の協力を求めている。
 疎水とは、二千年間にわたって日本の国土に網の目のように張り巡らされてきた農業用水路を指す。総延長は地球十周分に相当する約四十万キロに達する。
 百選の決定は、選定基準の評価と投票結果を合わせて総合評価し、来年一月ごろに発表される。はがきによる投票は十二月九日まで。官製はがきに、住所、氏名、電話番号と、投票する疎水名(「御撫育用水」など)と投票理由を書き、全国水土里ネット「疎水百選事務局」(〒102-0093東京都千代田区平河町二-七-四砂防会館別館二階)に郵送する。インターネット投票は十二月十一日まで。「www.inakajin.jp/sosui」にアクセスし、フォームに沿って投票する。
 御撫育用水の撫育は「民衆をかわいがり育てる」という意味。一七六三年に七代藩主の毛利重就が撫育方を設立。御撫育用水は中野開作の水利として、一七八八年から九二年にかけて最初の工事が行われた。現在の水路は幹線約十キロ、支線は約百二十キロ、受益面積は約二百五ヘクタールに及ぶ。

カテゴリー:アーカイブ2005年11月18日

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