西部浄化センター増設現場で大坪工事跡発見、新たに蒸枠の木片7個も

 炭坑の立て坑口を支え、わき水を遮断するために明治時代に考案された蒸枠(むしわく)の一部が昨年十月、宇部市藤曲の西部浄化センター増設工事現場で見つかったが、同所から新たに蒸枠の木片七個と、蒸枠を設置するために周囲を保護した大坪(だいつぼ)工事の跡が見つかった。
 工事跡は、長さ約三メートル、直径十五-二十センチのマツの丸太が六角形状に組んであり、対角を結んだ穴の径は六・三メートルにもなる。丸太から深さ一メートル強まで掘ったが、まだ下に埋まっている様子。工事関係者は、地盤調査を兼ねて坑口跡と見られる中央部分をボーリングしたところ「深さ四十メートルぐらいまで軟らかい地盤だった」と話しており、立て坑深く石炭を掘っていたことがうかがえる。
 市教育委員会文化振興係は「『沖居能』の焼き印が入ったスコップの柄や石炭殻も出てきた。埋め戻して保存したい」とした。

 径が6・3メートルにもなる大坪工事跡。中央が蒸枠部分で囲まれた坑口(藤曲の工事現場で)

『沖居能』の焼き印が見られるスコップの柄

カテゴリー:アーカイブ2006年2月3日

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