20日から「昔のくらし展」開催、木村さん所蔵の炭鉱道具類も展示

 炭坑の坑口を支え、わき水を遮断するために明治時代に考案された蒸枠(むしわく)の一部が昨年十月、宇部市藤曲の西部浄化センター増設工事現場で初めて見つかったが、蒸枠を自分も作っていたという船大工が現れた。板と板のつなぎ目から水が入らないようにする、ヒノキの皮を蒸して作った巻き肌は、当時を知る貴重な品として、二十日から文化会館で始まる「昔のくらし展」で展示される。
 助田町で亀石屋造船所を営む木村宏二さん(74)。十代のころから船大工をしていたが、一九五〇-五五年ごろ、厚南鍋倉にあった長伸炭鉱鍋倉坑の斜坑と上中野の西宇部炭鉱立て坑に、蒸枠を設置する仕事に携わった。当時、蒸枠作りに携わった最年少の船大工の一人。その後はコンクリートで坑口を補強するように工法が変わったため、貴重な炭鉱遺産を語る“最後の証人”とも言える。

 巻き肌を手にする木村さん(助田町の自宅で)

カテゴリー:アーカイブ2006年1月19日

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